目 次 ■ もうけの何%くらいが税金でもっていかれるの? ■ おすすめビジネス本 「安売りしない会社はどこで努力しているか?」 ■ 編集後記 ======================== ■ もうけの何%くらいが税金でもっていかれるの? <税理士 奥村> 前回は、社長が知っておくべき消費税についてお話ししました。 今回からは、法人税についてお話します。 法人で“もうけ”がでると、国税である「法人税」と、 地方税の「法人事業税」「法人県民税」「法人市民税」が かかってきます。 それぞれの詳細な計算は、大変難しいので税理士に任せておき、 経営者として押さえておきたいのは、 もうけの何%くらいが税金でもっていかれるのか? ということです。(これを実効税率といいます) 資本金が1億円以下の法人の場合、実効税率は次のようになります。 1)もうけが800万円以下の場合・・・約25% 2)もうけが800万円を超える場合 800万円まで・・・約25% 800万円を超える分・・・約35% 昔は、実効税率が50%くらいの頃もありましたが 日本の税率は海外に比べて高く、 国際的な競争力が損なわれるという 経済界からの要請により徐々に下がっていった結果 現在の税率になりました。 もうけが出ても税金として持っていかれるのは 25%~35%程度です。 なので、無理な節税をせずに、 素直に税金を支払った方がお金が残る場合もあります。 大切なのは会社のお金を残すことです。 税金を減らした結果、かえってお金がなくなった なんてことにならないようにご注意ください。 ======================== ■ おすすめビジネス本 <税理士 奥村> ● タイトル:安売りしない会社はどこで努力しているか? ● 著者:村尾隆介 ● 出版社:大和書房 ● 内容: 不景気でなかなかモノが売れないご時世ですが だからと言って安易に価格を下げるのは得策ではありません。 価格を下げるのは、一番最後にすべきで その前にやれることはたくさんあります。 お客様は安ければ買うわけではありません。 「モノやサービスの価値>価格」となっていなければ、 いくら価格が安くても買ってもらえません。 本書では、モノやサービスの価値を高くして 価格を下げなくても、売れるようにするための ノウハウが紹介されています。 安売り合戦に巻き込まれる前に読んでいただきたい一冊です。 ======================== ■ 編集後記 <STAFF 三浦> こんにちは。三浦です。 最近、パソコンが調子悪いです。 出社して電源をつけると、起動途中に切れます。 仕事をしているといきなり画面が真っ暗になって切れます。 警告音が鳴り続けて立ち上がりません。 こういうトラブルは得意ではなく、 お取引していただいている専門の方に相談しました。 放電してくだいさい!とのこと。 パソコンの電源が入らなかったり、起動しなかったり、 ネットワークに繋がらない…などのトラブルが起きたときに、 パソコン本体内の電気を一度放電すことで トラブルが改善することがあるみたいです。 さっそくすべての電源を抜いて、電源ボタンを長押ししました。 無事回復しました! ただ、その日はがんばって動いてくれたのですが、 次の日からまた出社して電源をつけると、 起動途中に切れてしまいます…。 パソコンが使えないとこんなにも大変で、 仕事ができないのか!?と、ここ数日実感してます。
もうけの何%くらいが税金でもっていかれるの?vol.54_2012.12.05
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