目 次 ■ 個人事業と法人とでは、税金はどう変わる? ■ おすすめビジネス本 「がけっぷち美容室立て直し奮闘記」 ■ 編集後記 ======================== ■ 個人事業と法人とでは、税金はどう変わる? <税理士 奥村> 前回は、赤字でもかかってしまう 住民税の均等割についてお話をしました。 今回は、「個人事業と法人とでは 税金がどのように変わってくるのか」についてお話します。 個人事業の場合、 所得税・住民税・事業税(一定の事業に限る)がかかってきます。 法人の場合、 法人税・住民税・事業税がかかってきます。 所得税は、所得金額が大きくなれば、その分、 高い税率が適用される累進課税という仕組みです。 税率は、5%~40%まで6段階になっています。 法人税は、原則として所得金額の大きさに関係なく 決まった税率が適用されます。 税率は、25.5%(中小法人の場合800万円まで15%)です。 目安として、個人の所得が1千万円くらいになると 法人税の方が安くなる可能性が高いです。 その他に、個人事業の場合は 代表者に給与を支払うことができませんが 法人の場合は、給与を支払い経費にすることができます。 もちろん、その給与に所得税の課税が行われますが、 給与所得控除という概算経費の控除が認められているため その分、所得税の負担が軽減されます。 ======================== ■ おすすめビジネス本 <税理士 奥村> ● タイトル:がけっぷち美容室立て直し奮闘記 ● 著者:望月敬介 ● 出版社:総合法令 ● 内容: ある美容院が舞台です。 売上を上げるために、安売りのチラシをばらまきます。 一時的に顧客は増加し、忙しくなりますが、 そのわりには、お金は楽になりませんでした。 この美容院の経営を改善するため 天国からこの店の創業者である老婆の幽霊があらわれ、 様々なアドバイスをします。 その結果、お店の業績が回復するという内容です。 この本のすばらしいところは、 会計の部分は戦略会計STRACで説明し、 さらにSWOT分析、セグメンテーションといった マーケティングの考え方、 お店のオペレーションについてTOC(制約条件の理論) を使って説明しているところです。 読みやすい本ですが、書いてある内容はハイレベルです。 上手に商売するための基礎理論がつまった一冊です。======================== ■ 編集後記 <STAFF 三浦> 2013年がスタートしました! 大殺界2年目の三浦です。 昨年の話になってしまいますが… クリスマスランチにいってきました! オープンしたばかりのイタリアンのお店 「Estate di San Martino」 通称「スプラウト食堂」にいってきました。 お店は広小路通の末盛通付近にあります。 3種類から選ぶパスタランチで、 サラダ、スープ、ドリンク、パン(おかわり自由)でした。 そして、大繁盛してました♪ そもそもスプラウト食堂と名付けられたのは、 会社から近くて、スプラウトの社員しかいなかったからであって…。 今回のお店は「スプラウト食堂」とは呼べなさそうです。 とてもおいしくて、よく食べる私には 「ちょっと量が少ないな…」と。 でも、パンがおかわり自由なのでお腹いっぱいいただきました♪ やっぱランチはボリューム勝負ですよね!! 本年もスプラウトをよろしくお願いいたします。 2013年、皆さんにとってよい1年でありますように☆
個人事業と法人とでは、税金はどう変わる?vol.56_2013.01.16
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